[製品紹介


[WORLD PC EXPO 99] 結構周辺機器目白押し,Palm/WorkPad文化で遊ぶ [99/9/13]

 WORLD PC EXPOには,WorkPadをはじめとしたさまざまなPDAが展示されていた。ここでは,新製品,発売前の製品,参考出展を中心に紹介していく。

■Palm/WorkPad

 なんといっても元気だったのは,Palm関連の製品だ。日本アイ・ビー・エム,スリーコムジャパンが出典しており,Palmの日本アイ・ビー・エム製品であるWorkPad,WorkPad c3だけではなく,さまざまな周辺機器やソフトウェアが出始めつつある。これだけ楽しそうなツールやグッズがあると,一山越えたかな? という気がしてくる。

 日本アイ・ビー・エムのブースでは,「WorkPadアートコーナー」を設け,会場内でWorkPad(30J)購入者にカバーへのなかなかかっこいい携帯電話へのペイント風のアートを描いてくれるサービスを行っていた。三洋電機のソーラーWorkPad c3も参考出展されていたが,こちらは製品化はなさそうだ。

 また,WorkPad c3用のモデムやアイ・オー・データ機器のSmartConnect for WorkPad c3も展示している。こちらは,もうちょっとで商品化されるようだ。春の発表会の時に秋までには出したいといっていたWorkPad内蔵用のPHSコネクタカードは,残念ながら遅れているようで年内に出るかどうかといった状況のようだ。

 周辺機器でなんといっても注目なのは,スリーコムジャパンのブースにあったLandWare社の製品のGoType! PROだろう。日本での販売代理店は総合システムサービス(Vis-a-Vis)。WorkPad c3(Palm V)に対応し,キーボードもGoType!に比べてかなり改善されており,かなりの人が楽にタッチタイプが可能になるだろうという印象をもった。逆にWorkPadの日本語処理速度が問われるようになるかもしれない。シリアルポートが付属しており,PCとのシンクロナイズも可能。また,充電もできる。大きさは254×101.6×19.1mm。価格は16,800円。

 さらに,同じく総合システムサービスが代理店の「GO BOX」は,WorkPadの蓋と交換するタイプのボイスレコーダで,8分間か99件のメッセージのレコーディングが可能になる。価格は6,800円。c3用も参考出展されている。もう少し長く録音できたら,かなり実用的だったろうけれど,8分程度でも,価格もまずまずでありWorkPadの入力が間に合わないような本当の緊急事態に対処できるという安心料なのかもしれない。

・総合システムサービス(Vis-a-Vis)
http://direct.sgs.co.jp/visavis/
・LandWare
http://www.landware.com/

ThumbType

 オカヤ・システムウェアのWorkPadに貼るタイプの親指入力キーボード「ThumbType」も実機をさわることができた。キーボード部分にかなりとがったポチがあり,親指で探りながら入力していく。筆者は最初は慣れなかったが,何文字か入力したら,そこそこのスピードで入力が可能になった。入力はGraffitiよりは速いだろう。

 キーボードはポストイットのように何度でも着脱することができる。隠れてしまうGrafftiエリアは,ワンキーで液晶エリアに呼び出すこともできる。さらに,記号入力用などの用途でThumbTypeキーボード自体を液晶エリアに呼び出すことができる。9月下旬発売予定で価格は6,800円。

 なお,一部の報道などで,キーボードの出っ張りは製品版ではなくなるといった記事があったが,そういった事実はなく,WORLD PC EXPO 99の会場で展示されていたモデルがほとんど製品版ということだ。

・オカヤ・システムソフトウェア
http://www.osw.co.jp/

 アイコンは,赤外線対応のモバイルプリンタPD-02を80,000円,PD-04を100,000円程度で販売する。いずれもシービーエムがCITIZENブランドでOEM販売する製品で,価格から考えても業務用途だろう。

 カシオ計算機は,すでにドライバが公開されている小型プリンタ「Freedio FZ-500P」だけではなく,小型スキャナ「Freedio FZ-700S」も参考出展した。

 ソフトウェアでも,WebブラウザのPalmscape(現在はまだテキストのみの表示)やメーラのPaPi-Mail 3が展示されていた。また,市販品のJRトラベルナビゲータのWorkPad版は,10月下旬に発売予定のVol.4に収録される。

 周辺機器が続々登場しだすと,次に期待したいのは,さらなるWorkPad/Palmの新製品の投入であろう。9月11日(土)に行われたWORLD PC EXPO 99のWORLD PCフォーラムにおける講演「Palmコンピューティングの戦略と未来」において,3Com Palm Computing社長アラン・ケスラー氏はPalm VIIを日本でも販売すると語ったし,また,Handspring社Rob Haitani氏は,来年には日本でもHandspringを発売したいと語った(アメリカでの発表が今週と言われているくらいなので,具体的な話はまったく聞くことができなかったが)。さらなるPalmシリーズの製品ラインナップが期待できるようだ。また,日本IBMの本気が伝わってくる日本アイ・ビー・エムパーソナルシステム事業部PS製品事業部長加賀山進氏の講演も興味深かった。

 

I-O DATAのWorkPad c3専用携帯電話・PHSデータカード「SnapConnect for WorkPad c3」。右の写真のようにc3の下に取り付ける。価格は純正モデムよりかなり安いという噂も 純正モデムの筐体をベースにしたと思われ,右側に接続端子が出ている。データ通信9600bps,NTTドコモのDoPaの28.8Kbps,PIAFS (64K)対応の優れモノ

 

WorkPad c3モデム(10L1271)。WorkPad c3専用で,6月からすでに販売中。33.6Kbpsでの通信が可能。価格は35,800円 三洋電機のソーラーWorkPad c3も参考出展されていたが,こちらは製品化はなさそうだ

 

日本アイ・ビー・エムのブースでは,「WorkPadアートコーナー」を設け,会場内でWorkPad(30J)購入者にカバーのなかなかかっこいい携帯電話へのペイント風のアートを描いてくれるサービスを行っていた パイロットのポールペン付きスタイラスペン。写真は近日発売予定の限定シースルー各色モデルなど(c3用は参考出展)。他にリセットピンも装着されている。通常タイプは1,500円。30J用は10月,c3用は11月末発売予定で,1,500円前後の価格が予定されている。すでに,Vis-a-Visでは販売が行われている

 

I-O DATAとメルコがオープンスロット対応の8MBメモリの販売を発表している。こういった日本の大手周辺機器メーカーが対応する製品になったのだなあ,と感慨深いユーザーもいるかもしれない 9月11日のカンファレンス「Palmコンピューティングの戦略と未来」で日本IBMの加賀山進氏がちらっと見せたPHSカードを内蔵したWorkPad。発売時期はまだ未定(年内に出るかどうか?)だが,間違いなく製品化を目指している

 

オカヤ・システムウェアのWorkPadに貼るタイプの親指入力キーボード「ThumbType」。
 キーボードはポストイットのように何度でも着脱することができる。隠れてしまうGrafftiエリアは,ワンキーで液晶エリアに呼び出すこともできる
さらに,記号入力用などの用途でThumbTypeキーボード自体を液晶エリアに呼び出すことができる。9月下旬発売予定で価格は6,800円。
http://www.osw.co.jp/

 

LandWare社の製品のGoType! PRO。WorkPad c3(Palm V)に対応し,キーボードもGoType!に比べてかなり改善されており,かなりの人が楽にタッチタイプが可能になるだろう。逆にWorkPadの日本語処理速度が問われるようになるかも GoType! PROでは,シリアルポートが付属しており,PCとのシンクロナイズも可能。また,充電もできる。うぉー,ほしくなってきたぞ。大きさは254×101.6×19.1mm。価格は16,800円

 

総合システムサービスが代理店の「GO BOX」は,WorkPadの蓋と交換するタイプのボイスレコーダで,8分間か99件のメッセージのレコーディングが可能になる。価格は6,800円。c3用も参考出展されている こちらも参考出展されていたスケルトンタイプ。こういった周辺機器がどんどん出てくると楽しい。ただ,8分間というのは,ちょっと録音時間としては短いような気がしないでもない。1時間くら持ってくれると十分実用になると思うのだが

 

アイコンは,赤外線対応のモバイルプリンタPD-02を80,000円,PD-04を100,000円程度で販売する。いずれもシービーエムがCITIZENブランドでOEM販売する製品で,価格から考えても業務用途だろう 実際に印刷中の様子。出先でWorkPadから印刷しなければならない,というのは,かなり業務用途に限られてしまうかもしれない。もう少し安ければ,驚かせるために購入するのも楽しいのだろうけれど

 

カシオ計算機では,Freedioシリーズの展示を行っていた。WorkPadの赤外線ポート対応のプリンタはすでに販売中。スキャナは参考出展されていた
・Freedioページ
http://www.casio.co.jp/freedio/
TRGのWorkPad用のメモリボードなど。8MBのxtraxtraはWorkPad 30x用に設計され価格は129.95ドル
http://www.superpilot.com/
(英文)

 

 

イリンクスのPalmシリーズ用のHTML 3.2対応テキストWebブラウザ「Palmscape」。将来的には画像やテーブルなどに対応していくという
http://palmscape.ilinx.co.jp/
(英文)
「JRトラベルナビゲータ forWorkPad 30J/c3」は,「JRトラベルナビゲータ Vol.4」に収録されて10月下旬発売予定。約1.3MBとWorkPad用のソフトウェアとしてはちょっと大きめ。経路探索中心で時刻表などはないようだ
http://www.jnavi.ne.jp/
システム・エンジニアリング・サービスの定評あるPalm/WorkPad用メーラ。日本語で書かれたメールの送受信が可能。携帯電話やPHS<モデムなどが別に必要。3,000円。
http://www.papi.ses.co.jp/

役立つ周辺機器が続々登場してきていて,その元気さには驚くばかりです。WorkPad c3で高速入力が可能な時代がくるとは! 次のステップになるだろう無線関係がまた楽しみですね。


 情報や,ご意見などをお待ちしています。いただいた情報やご意見などは,記事や読者のページに掲載させていただく場合があります。ハンドルを希望される方は,あらかじめご指示下さい。

メールの送り先は,e-mail:reader@mobilenews.ne.jp

[ HOMEPAGE | MOBILE DAILY NEWS ]