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[World PC Expo 2001] PDA・関連篇 [2001/9/20]

 World PC Expo 2001では,さまざまな新しい製品やソリューションの展示が行われていた。このイベントがWindows XPのための展示会であることは間違いない(一部の人にとっては,Mac OS Xのための展示会かもしれないが)。また,それに関連して各種のノートPCなども出展されている。また,携帯電話も各種展示されている。しかし,それらは他誌にまかせ,本誌ではPDAとそれに関連した物を中心にご紹介する。さまざまなおもしろいものがあったと思うが,それでも必ず見落としはある。残念なことだが。読者の見つけたおもしろいモバイル関連製品やグッズも教えていただければ嬉しく思う。

カシオ計算機BE-500篇

 BE-500はPocket PCでななくWindows CE 3.0を搭載したカシオ計算機のなかなか野心的な低価格PDAだ。発売日はやや先の10月20日だが,思っていた以上に使い勝手は良さそうだ。

[参考] [PDAニュース] カシオ,Windows CE 3.0で34,800円のPDA BE-500発表 [2001/9/13]
http://www.mobilenews.ne.jp/news/2001/09/13/01casio.html

9月13日に発表されたばかりのBE-500が多数,展示されていた。実際に触ることもできる。 裏返したところ。CFカードスロットは大きくくびれているので簡単に抜き差しできそう。ただし,持った手触りはかなり安っぽい気がする

両サイド。ジョグ風のダイヤルもなく非常にシンプルだ

ケースで蓋をしたところ。スモークなため,画面がついていればなんとなくわからないことはない エリアコードを入力してMapFanの地図を表示するデモ。地図のような淡い色合いでもかなり見やすかった。STN液晶ながら十分太陽光下でも使用できそうな印象を持った

各種の周辺機器が展示してあったが,オプトエレクトロニクスのBluetooth搭載モバイルスキャナというのが一番気になった 各種のケース類など。さまざまな物が登場してくるのかもしれない

GENIO e,MI-E21,PEG-N750C,さまざまなPDA篇

すでに発売中の東芝のGENIO eもなかなか人気があった。CFカードとSDカードスロットを同時に利用できるのは使い勝手が非常にいい 各種の周辺機器が参考出展されていたが,中でも防水ケースAQUAPACが個人的には一番興味惹かれた。イギリス製の完全防水ケースということで,価格は2,500円と4,800円。海上保安庁,警察庁,防衛大学校などにも納入実績があるという(http://www.aquapac.co.uk)。バーコード・ワンドカードやレーザースキャナカードなども展示されていた

もちろん,シャープのザウルスMI-E21も新製品が発売されたばかりで会場では大変な人気だった その中でも興味深かったのが,ザウルス用というBluetooth CFカードだろう参考出展だがBluetooth Ver.1.1に準拠しているという。他機種などで使えるかどうかは聞き忘れてしまった

ソニーブースでも9月22日に発売予定のPEG-N750Cが展示されていた。形状などは従来機種と同様だがいいとこどりで使い勝手は良さそうだ ソフトウェアコンテストの発表も行われていた。写真は,大賞となったCrs-Launcher

イーヤマ販売のブースでは,StrongARM 206MHzのCPU,65,536色のTFT液晶を搭載したWindows CE 3.0ベースのPDAが参考出展されていた。CFとSDスロットを持ち,メモリは32MBのSDRAM。ディスプレイ3.8インチ,320×240ドット。USB×1本体サイズは129×82×17mm,重量約180g。ただし,今後発売されるとしても,Windows 4.0やPocket PC 2002などの可能性もないわけでないという。どうなるかはまったく未定のようだ メモリースティックパビリオンにあった,メモリースティックスロットを搭載したPDA EPD 30。ELITEGROUP製。フラッシュROMの容量が異なる3タイプがあるようだ。CPUは,DragonBall EZ 16MHz,メモリは8MB EDO RAM。EPD 30Mだけがメモリースティックをサポートする。160×160ドット4階調ディスプレイ(バックライト付属),IrDA,シリアル,単4電池2本で駆動する。OSはPenbex OS。123×81×16.8mm(hwd),重量150g前後。動作は速度はそれなり。安価なため中国と南米で売れているという

7ホールか8ホールの中国系企業のブースにあったPDA。中国語のOSが動いていた。非常にシンプルだった。デザイン的にはPalm V風 NTTドコモのブースにあったsigmarionII。非常に魅力的な製品だ。一部でハンドヘルドPCの次期OSは出ないのではないかという話もあるが,天下のNTTドコモの意向をいかなMicrosoftとは言え無視できるものだろうか?

PDAなどの周辺機器篇

FrogPad社(http://www.frogpad.com)の片手キーボードFrogPad。こちらはモックで,PCに接続するタイプを触ることができる。アメリカではPC用が79ドル,Palm V/Vx用がケース付きで169ドル(ケース,キーボードをそれぞれ99ドルで購入可能)。すでにアメリカでは販売中だという。他のPDA用も計画はされているらしい yLez(これでワイヤレスと読むようだ)社(http://www.ylez.com)のCF Type I用のワイヤレスLANアダプタ「CF-2002」(11Mbps)。かなり飛び出ているが,もっと短いものの開発中だという。120ドル

台湾のSUNIX Group(http://www.sunix.com.tw)のPocket PC用のプリンタ接続用のアダプタ。赤外線接続する。ただし,プリントアウトするためのソフトウェアは自分で開発する必要がある。価格は2,100台湾ドル(約621円)。計算してみたらちょっと安すぎる気がするので,卸価格かもしれない こちらは,キーボード用の赤外線アダプタ。実際に入力してみたがやや取りこぼしがあった。もっともこれはキーボードの問題かもしれない。こちらは,1950台湾ドル(約577円)。他にPalm VxやVisor Edge用の緊急バッテリチャージャなどもあるようだ。キーボードを接続するシリアルモジュールの開発元でもあるようだ

LinkEvolution(http://www.linkevolution.com/j/)では,PDC携帯電話につける赤外線アダプタで知られているが,Bluetooth(v1.1)とIrDAモデムアダプタの開発宣言をしていた。11月くらいに発売予定だということだ OEM供給しているCF型BluetoothアダプタとソニーのBluetooth内蔵携帯電話の接続の様子を見せてくれている。これでもうちょっとバッテリが持ってくれれば快適なのだが

アイ・オー・データ機器のブースでは,VisorのHandspringボードモジュール用のCFアダプタ8MBメモリ。近々商品化されるようだ 東芝のOEMという気がする5GBのPCカードタイプのハードディスクドライブ。筆者が個人的に欲しいものでつい写真に。他にCFカードタイプのGPSなども興味深かった

DDIポケットのAir H" petitはTDKブースなどで展示されていた。やはりTDKでは最初のPHS機であるということと,すでに発売されているSIIのAir H"には負けたくないということで発売時期は遅れてしまったようだ。説明員の方の話だと感度も含めてAir H"以上にするという。発売時期は,DDIポケットの発売になるのでということで明示はされなかったが10月中らしい。先日ヨドバシカメラの店員さんに聞いたところ,10月上旬ということだったのでそのあたりということなのだろう。Air H"以上に感度がいいとすると非常に楽しみな製品が登場することになる

ハギワラシスコムのPHS機用のCFカードアダプタ「Communication Card Adapter」は,パームやIBMブースにあった。なかなか持った感じはいい。シンプルだが必要なことは十分に実現してくれる パームブースでは,PHSを使ってWebクリッピングサービスの実例を紹介してくれる。非常に高速にブラウズすることができる

日本トラストテクノロジーブースにあったm500,V/Vxシリーズ用の外付けキーボードTravel pack。二つ折りを広げる。少し入力した印象では,今ひとつタッチタイプしたいなあというものだった。この製品よりは改良版が登場する予定だという。10月中旬発売予定で,価格は4,980円から5,980円程度になるらしい 左上はm500シリーズ,V/Vx,クリエ,カシオペアに対応したGoType Pro-J。大きいだけにキータッチはなかなかのシリーズ。その右にケーブル接続タイプのTravel pack,JTT Point Key,SnapNtypeなど各種キーボードがある

これまでは,Palm Vx用が販売されていたJIT M-KeyのiPAQ Pocket PC用。入力してみた感じではしっかり押さないといけないようだ。立ちながらの入力時はやや難しいかもしれない。まもなく発売予定 シー・エフカンパニーのイーサネットクレードル「Mobile Dax」。Palm III,m500,Visor用がある。10BASE-Tをサポートする。コネクタはRJ45。m500用ではリチャージャを内蔵している。ただし,ネットワーク内にDHCPサーバが必要。サーバとのデータとのシンクロニはXTNDConnect Serverなどのサーバベースのシンクロソフトが必要。セットで41,800円

TDKのブースにあったPalm Vx用のBluetoothアダプタ。ヨーロッパで近々発売されるという。日本での発売予定などはまったく未定のようだ。また,なぜいまどきPalm Vxなのかも不明 TDKブースにあったPCカードタイプのBluetoothユニット。同様に日本での発売予定などは不明。他にUSB接続タイプのBluetoothユニットも展示してあった

ソフトウェアなど篇

フィンランドのspringtoy社(http://www.springtoys.com)のブースにはノキアのEPOC OS搭載の携帯電話のカラーモデルがあった。筆者も実機を見たのは初めて。液晶がSTN液晶にしては非常に美しい。また,持った印象はかなりごつくて重いものだった。ゲームはシャドウというJavaベースのシンプルなシューティングゲームだった こちらはPalm用のゲーム。こちらもかなりシンプルなゲームだった

アルプス社のProAtlas 2002はさまざまなPDAでビューアとして利用することもできる。こういったイベントでおなじみの東京,名古屋,大阪の地図が1,000円で購入できるサンプル版の提供を例年通り行っている パームのブースにあったノーススターシステムジャパン社のMotinoPackは,PDAの片手操作を可能にするアプリケーション。PDAを傾けたり回転させることで,スクロールや,リストの選択,パスワードの入力などが可能になる。SDポートへプラグを差し込むだけのプラグアンドプレイが可能。価格は5,000円前後。実際に操作してみた印象ではおもしろいけれど,慣れるためには訓練が必要かもというものだった

Prallel Graphics社(http://www.parallelgraphics.com/)の3D環境で操作できるVRMLブラウザ「Pocket Cortona)。StrongARMとMIPS用がある。企業のマニュアルをCEなどで表示する時に便利だという。コマーシャルベースでは,2,000ドル,一般はフリー,Pocket Cortonaは19.99ドル ACCESS社(http://www.access.co.jp)のWebブラウザがNetFront v3.0となった。ただし,残念なことにPocket IEのように画面サイズにあわせて折り曲げてくれるような機能はなく広い画面の場合は,スクロールしつづけなければならない

 なかなかおもしろい展示が多かったです。明日紹介するつもりですが(私のことなので確証はない),韓国のHarex(http://www.mZOOP.com)のブースでは,携帯電話クレジットカード決済のデモで実際に自動販売機からコーラなどを購入する実験をしています。NTTドコモブースとは異なり,購入したコーラなどは観客がもらうことができます。ブースまわりで疲れた時はHarexブースがいいかもしれません。NTTドコモブースの近くでもあります。


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