[イベントニュース


JavaOne,モバイル系レポート。Linux Zaurusはステキだ! Nokia試作機など盛りだくさん [2001/11/28]

 日本で初めて,Javaの開発者向けのカンファレンス・展示会であるJavaOneがパシフィコ横浜で11月28日開催された(11月30日まで)。主催は,キースリーメディア・イベントと,サン・マイクロシステムズ。キースリーメディア・イベントは,ソフトバンクフォーラムの業務を継続している会社である。

 JavaOneは,Sunの想定来場者の予測が5,000人ということからもわかるように,完全に開発者向けの展示会・カンファレンスだ。入場料は128,000円で事前登録が必要だった(11月23日までなら98,000円)。なお,カンファレンスの登録で展示会も入場できるが,展示会だけの場合でも入場料は必要だ。そのため,開発者以外がおいそれと行けるイベントではないが,非常に興味深い展示も多かった。ここでは,モバイル系の「物」を中心にご紹介する。

・JavaOne
http://jdc.sun.co.jp/javaone/index.html

シャープがアメリカとイギリスで開発者向けに発売しているSL-5000Dが参考出展されていた。OSはLinuxでJavaアプリを実行できる。筐体自体はキーボードのキーを除くとMI-E21から変更はされていないようだ。ただし,CPUはStrongArm 206MHzに変更されている Javaアプリを実行しているところ。OSやアプリケーションはかなり高速で,またインターフェイスもよくできていて非常に使い勝手がいい。個人的にはシングルタスクの現行のザウルスよりはるかに使い勝手がよく思えた。個人的には日本でもLinux版を発売してほしいものだと思う

キーボードの大きさなどはMI-E21と同様。ただし,キー配列は異なっている。シフトキーが両端にあるなど日本語版より使い勝手は良さそうだ Javaアプリを実行中。奥はInternet Terminalが走っている

メニューは一見日本語版風で3列×5行表示は変わりない。ただし,上の方に画面(おそらくフォルダ?)を切り替えられるアイコンが見える。また,ウィンドウの下がラウンチャになっている。SDカードのアイコンなども興味深い。ちょっとしか使っていないが使い勝手は非常によかった 付属のWebブラウザOperaを起動してみた。Operaは5段階に表示できる領域を変更できるなどかなり多機能だ

Javaアプリを起動しようとしているところ。多少起動するまでに時間がかかるが起動してしまえばプログラムは速い 起動中のJavaアプリ。ウィンドウの中のようになっている

こちらは付属の囲碁のゲームソフト Linuxではおなじみのペンギンもいる

IBMのJava VM J9を使ったオーダーエントリーシステムのデモの概念図 Tao SystemsのJavaモバイルランタイムデモの概念図

SL-5000Dのスペックと付属アプリケーションの紹介 Jeodaの紹介とモバイルストリーミングのデモの紹介

Symbianブースにあったノキアの来年出るという試作機。おなじみ? のスライドさせるとキーボードが出るというスタイルだ 使い勝手は試作機ということで多少ぎくしゃくしていたがなかなかおもしろい端末だ

中央部にジョイステックがあるというNOKIAでは定番かもしれないポインティングデバイスが付属する。ゲームを行っているところ カメラが付属している。VGA,3.5mmという記載があることから,携帯電話用のカメラとしてはなかなかのスペックなのかもしれない

持った感触は,日本の携帯電話に慣れた身からするとややずっしりとした印象。横幅があるが持ちやすい 裏返してみた。実機は写真よりもまだ安っぽいが試作機だからかもしれない

閉じたところ。非常にシンプルだ 閉じて裏返したところ

カメラのディスプレイ画面。解像度は2段階のようだ。非常にシンプル アプリケーションのメニュー。直感的でわかりやすそうなメニューだ

Calendarを開いてみた。月表示だがさすがに予定はわからない メニューをオープンしてみた。使い勝手がよさそうなメニューだ

KDDIのGPSナビゲーション機能(eznavigation)を搭載したC3001H。ジョイステックが非常に快適だった。筆者は12月1日に機種変更する気になった。他に2機種あるが,筆者はストレートタイプのC3001Hがジョイスティック付きで気に入った eznavigationの概念図。非常に高速に位置が測位できていた。これは,携帯電話がある基地局のデータをあらかじめ持っているため,より詳細な位置を簡単に決められるからということだ。衛星は3つだけ見つかればいいらしい

誤差は,屋外で見通しがよく3衛星が捕まえられるならなんと8m程度だという eznavigationのメニュー。1回のダウンロードでかかる課金は,20円程度だという。1回のダウンロードでは,画面の4倍程度のデータがダウンロードされるという

12C SolutionS(http://www.12c.co.jp/)のパーソナルWebエージェント。Webブラウズを寝ている間にしてくれて,勝手にPalmなどにデータを保存してくれる。PCは不要だという。ルータの機能もある。ただし,現在では価格は6,7万円もしてしまうので発売するかどうかは未定だという Palmに取り込んだWebのデータ。発売する場合は,本体はさらに小さくする予定だという

発売が延びたポケットギアも展示されていた 日立ソフトのブースにあったJavaのプログラミングレス開発環境とPDAでの実行環境。価格は未定だという。PC用は総額で200万円,1デバイスあたり38,000円ということなので,それよりは安くしたいということのようだ。こういったJavaの実行環境はたくさんあった

 非常におもしろいイベントでした。問題は,開発者向けなため,入場料が個人で負担できないことだけでしょうか。


 情報や,ご意見などをお待ちしています。いただいた情報やご意見などは,記事や読者のページに掲載させていただく場合があります。ハンドルを希望される方は,あらかじめご指示下さい。

メールの送り先は,e-mail:reader@mobilenews.ne.jp

[ HOMEPAGE | MOBILE DAILY NEWS ]