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シャープ,VGA以上の解像度のザウルスを本年秋以降に発売へ [2002/4/24]

 シャープは,4月24日,CGシリコンTFT技術を使用した「システム液晶」の生産を,本年10月から天理工場にて開始すると発表した。発表会会場にて,まずザウルス用として生産することを明言した。PDA用に限らないが,すでに自社,国内外のメーカー向けにもサンプル出荷を開始しているという。

 発表会には携帯電話用とPDA用の「システム液晶」が展示してあったが,いずれも2001年11月に行われたCEATECや,4月16日から開催されたEDEX2002で公開されていたものだ。CGシリコンTFTの電子移動度はアモルファスシリコンTFTの約600倍,低温ポリシリコンTFTの2.3倍あり,ガラス基板上への高性能なトランジスタ,LSIの集積が可能になるという。

 システム液晶は現行のアモルファスシリコン液晶に比べて,週へ回路や機能素子を同一パネル上に一体形成できるため,機器の小型・薄型化,低消費電力化に貢献するという。

 また,システム液晶では,マルチ・レゾリューションに対応しており,複数の解像度を表示することができる。サンプルでは,640×480ドット(VGA)表示と320×240ドット(QVGA)表示を1キーで切り替えていた。

 従来液晶を搭載したPDAでは,大きな表の一部の範囲しか見ることができず,頻繁にスクロールしなければならなかったが,システム液晶を搭載したPDAでは高精細のVGAで表示することが可能なため細かなデータの全体を一覧で見ることができる。また,瞬時に必要な部分を拡大させ,鮮明な画像を見ることができるという。

 液晶は,非常に美しくまたコンストラストもはっきりしている。価格については,現状では明言されなかったが割高になることは確かだが,倍になるほどではないという。

 VGAのカラー液晶を搭載したザウルスといえば,1999年4月に4インチの低温ポリシリコンTFT液晶を搭載した「ザウルス アイクルーズ」(MI-EX1)を発売しているが,価格が160,000円とPDAとしては高価であったこと,161×83×23mm(wdh),重量約225gとかなり大きかったこともあって一般にはそれほど売れなかったようだ。

 システム液晶を採用することでかなり薄くできそうで,非常に楽しみである。

[ニュースリリース] 次世代の機能デバイス『システム液晶』を今秋より量産開始
http://www.sharp.co.jp/corporate/news/020424.html

[ニュースリリース] パーソナルモバイルツール「ザウルス アイクルーズ」<MI-EX1>を新発売
http://www.sharp.co.jp/sc/gaiyou/news/990412.html

 本来は天理工場の発表会でした。ザウルスでまず出すということですので期待は大きいですね。どんなOSなんでしょうか。写真は,3.7インチVGAアドバンストで480×640ドットの液晶。解像度217ppiで65,000色表示ということです。非常に明るく見やすい液晶です。


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