x [製品紹介


CASSIOPEIA E-500をMP3プレイヤーとして楽しむ [99/6/14]

■史上最強のポータブルMP3プレイヤー?

 E-500でデジタルカメラを搭載したE-507が発売されている。私が購入したのは,E-500だけれど,正直言ってMP3プレイヤーとしてしか使っていない。最大の理由は,PIMなどはWorkPadを使っているということが大きい。好みや用途の違いもあるだろうけれど,私にはWindows CEのPocket Outlookなどが好みではないのだ。ただ,購入前はそんな機能もあるのか,といった程度だったMP3にはどっぷりとはまってしまった。MDなどに録音するよりも短い時間で可能なことなどが,ずぼらな私の嗜好にあっていたらしい。

 ただし,E-500をMP3プレイヤーとして使う場合には,専用のプレイヤーを購入する場合に比べて,かなり割高になる。まず,本体の価格が,いくら安くなってきているとはいっても,全然違う。さらに,大容量のコンパクトフラッシュが必須だからだ。もっとも,金に糸目をつけなければ(そんな人がそれほどいるとは思えないけれど),史上最強のMP3プレイヤーとすることも可能だ。

■続々登場するMP3プレイヤー

 ただし,MP3プレイヤーの専用機も,多彩な製品がそろいつつある。日本で購入できる製品はまだそれほどないが,E-500をMP3専用機としてだけ使うのは,どう見ても高額になりすぎだと思う。内蔵メモリが32MBしかないため,16MB程度は使用するだろうから,RAMディスクとして使えるのは,16MB程度である。もちろん,16MB程度をRAMディスクとして使用すれば,3,4曲聴くことはできるが,転送に膨大な時間がかかりあまり実用的ではないだろう。飽きて他の曲に変えようと思っても,膨大な時間がかかってうんざりとしてしまう。

 まだ,日本では発売されてはいないが,先日の「COMPUTEX'99 in 台北」のレポートの中に,NTK「FreshMusic」(MP-2000)というコンパクトフラッシュを利用可能なMP3プレイヤーがとうとう登場したという記事があった。NTK Computer,Inc.の製品だ。また,PCカードサイズと小型で,カタログ値ながら単3乾電池2本で20時間再生を誇るという(本当だろうか?)。さらに,国内販売予想価格は15,000円程度(もっとも,代理店はまだ決まっていないようだが)。Windows CE Fanの下記のページに,展示会で無理やり購入してきたという著者のレポートがある。とても興味深い製品だと思う。業界関係者の方はぜひともコンタクトをとっていただきたい。

・Windows CE FAN COMPUTEX'99 in 台北 携帯型 MP3 プレーヤー 1999年06月12日版
http://www.wince.ne.jp/review/frame.asp?/review/okamon/19990612.htm

・NTK Computer
http://www.acehigh-tech.com/

■MP3プレイヤーとしてのE-500のメリット,デメリット

 E-500をMP3プレイヤーとして使う最大のメリットは,コンパクトフラッシュを利用できることだろう。内蔵RAMだけでは,20分も利用できないが,96MBのCFカードが6万円以下で買え,80MBのCFカードが5万円を切る値段で購入できる。また,Type IIながら160MBのカードも登場しつつあるようだ。今年秋には,320MB程度も登場するらしい。400分くらい,まったく別の曲を聴き続けることができるというのは,とても魅力的なことだと思う。そんなにバッテリはもたないだろうけれど。

 次に,ソフトウェアのMP3プレイヤーをユーザーが好みで選択することができる。数も少ないし,機能的に制約がある場合もあるが,専用機のように,基本的に同じMPプレイヤーを利用しつづけないといけない,というものではない。そのため,今後,より優れたソフトウェアが登場したら,入れ替えればいいわけだ(もっとも,専用機も,高額というほどではないので,そのつど買い換えればいいだけかもしれない)。

 また,ノートPCなどと比較すると,すぐに利用可能であるという点は大きい。まあ,ノートPCに比較すれば,はるかに小型軽量でバッテリ駆動時間が持つ。

 

コンパクトフラッシュはType IIまで対応しているが,Type IIを入れるとかなりきつくなって取り出しに苦労するかも。写真はSanDiskの80MBの一部が見えている。蓋はかなり華奢な印象を与える 内蔵16MBも使えるため,つねにコンパクトフラッシュの最大容量+16MBのMP3プレイヤーとして利用可能。予算オーバーの危険性は大きいが

 

筆者愛用のE-500。発売日すぐに買ったものだが,電源スイッチ(Powerの文字が見える)の周囲がちょっとはげてきたのは寂しい MP3プレイヤーとして利用するためには,バッテリは1個では足りないかもしれない。安価なものではないが,もう1個は買っておくべきだろう。名称はリチウムイオン充電池「JK-210LT」で価格は6,000円のため,5,000円代で入手可能だろう

■E-500での利用

 まず,E-500シリーズは,現在おそらく唯一のステレオによるイヤフォン出力が可能なパームサイズPCである。この心理的な効果はとても大きい。

 もっとも,32MBのメモリを搭載しているけれど,RAMとしても使用することになるわけで,RAMディスクとしても使用することが可能なのは,そのうちの半分,16MB程度だと考えていた方がいい。16MBのMP3データといえば,CDクオリティ(とはいっても,実際にはCDよりは劣るとは思うけれど)で,20分程度だ。

 3曲も入れればいっぱいになってしまう。また,シリアルケーブルによる通常通りの転送なため,速度が計測するのがイヤになるくらいかかる。一晩かかるというほどではないが,数時間は覚悟した方がいいだろう。

 また,E-500のバッテリもPDAとしては,1日使えばクレードルで充電しておけばいいだけなので,さほど不満がなくても,ゲームマシンやMP3プレイヤーとしては,それほど持つ方ではない。実際に計測してみたが,たとえば,バックライトを点灯して,Mobile Audio PlayerでRAMディスク上のMP3データをずーっと再生していたら,わずか2時間53分で,「データ損失を防ぐために……云々」というおなじみの画面を見ることになった。

 2時間53分ではいくらなんでも短すぎるので,次に,「再生設定」メニューから「表示OFF」コマンドを選択して,バックライトを消灯した状態で,やはりMP3プレイヤーで「リピート再生」し曲を聴き続けた。これは,何度か試したが,3時間24分,3時間27分,3時間28分でやはり「データ損失を防ぐために……」ダイアログが表示されるようになった。バックライトを点灯している場合に比べて,30分くらいは延びるようだ。

 ただし,この時注意しないといけないのは,液晶のバックライトが消えていると,画面上からの命令はまったく受け付けなくなる。マニュアルを読まずに使う癖がついていた私は,どうやって解除していいかわからずに,停止させる場合は,毎回電源をオフにしていた。偶然,ジョイダイヤルボタンを押せば,停止してバックライトがつくことに気づいたのは,1ヶ月くらい使った後だった。マニュアルはやはり,たまには読んだほうがいいようだ。

 また,「データ損失を防ぐために……」の後で,バッテリを充電すると,かなりの時間がかかることになる。大体,5時間16分ないしは5時間20分かかった。この数値は結構いい加減だ。なぜなら,いつもじーっとE-500の筐体を見つめて,バッテリが充電されるのを待っていたいたわけではなく,ふと気がつくと,充電されていた,という感じだからだ。まあ,5分は違わないとは思うけれど。

 上記のテストは,すべて,本体内蔵のRAM上のデータでやったのだけれど,SUNDISKの80MBのコンパクトフラッシュType Iを入手してから駆動時間をはかってみた。新品のバッテリに変更した1回目が,3時間49分,別のバッテリが3時間39分と3時間37分,3時間32分と,わずかであるが,コンパクトフラッシュを使った場合の方が,バッテリ駆動時間が長いというやや不思議な結果になった。なぜだろう? もっとも,E-500の現在発売されている唯一の書籍「CASSIOPEIA E-500オフィシャルガイドブック」(秀和システム,福田信哉,本体価格1,900円)では,連続再生で,本体メモリ,液晶オンで257分,液晶オフで270分,CFカード,液晶オンで137分,液晶オフで174分としている。

 また,後述するが,パームサイズPC用のMP3プレイヤー「PlamPlayer」を使用すると,電源を完全にオフにするわけではないにもかかわらず,4時間を越えて利用することができた。

 

内蔵の「モバイルオーディオプレイヤー」。シンプルだが,基本的な機能は押さえている。音量を調整したり,次の曲や前の曲を聴いたりするこもできる 「モバイルオーディオプレイヤー」でファイルを読み込もうとしている。リストとかを作っておくことができないので,読み込む場合は,毎回同じ作業をしなければいけないのは面倒。内蔵のRAM,コンパクトフラッシュの両方から可能。コンパクトフラッシュのファイルは,Windows CEのお約束で,「My Documents」フォルダを作成し,その下の階層に置く必要がある
 

現在は,たぶん3種類しかないが,今後,増えたり,改良されていく可能性もある。ただ,これだけMP3プレイヤーが安く,また,多機能になってくるとちょっと難しい気もしないでもない おそらく現在唯一のE-500本。基本的なところをよく押さえている。随分,この執筆でも助けられた。ただし,他機種との比較というのは,いらないのでは? という気もしないでもない

■音質

 E-500で144KHzのMP3ファイルを「モバイルオーディオプレイヤー」でイヤフォンを使って聴いた音質は,なかなかだ。E-500では,ステレオで再生してくれるのがうれしい。完全にCDとわからないというほどではないが,まあ,違いはさほど気にならないだろう。ただし,E-500よりは,ノートPCなどでイヤホンで聴いた方がきれいに聞こえる気がする。E-500の再生は,残念ながら,それほどのクオリティを実現しているというわけではないようだ。

 また,内蔵スピーカーで聴いた場合も,思いのほか音質はいい。音量は最大にしても大きくはないが,クオリティはこの手の小さなスピーカーで聴くにしては意外にいい。

 また,半分のレートでやれば,80MBもあれば,3時間近くのデータを聴くことができるが,AMラジオ程度の音質になってしまって,我慢できない人も多いかもしれない。私も最初は長時間聴けるのが嬉しくて,64Kbpsで聴いていたのだけれど,ちょっと疲れてきて,現在は,128Kbpsばかりにしてしまった。また,かすかに,MP3ファイルの作り方に問題があったのか(作成中にCPU負荷がかかるようなことをしていたとか?)開始時にノイズがのるときがある。これも,気になる人は気になるかもしれない。

 
「モバイルオーディオプレイヤー」を演奏中だと,LEDが赤く点灯する。液晶ディスプレイは完全に明かりが落ちているので,わかりやすい配慮だろう イヤフォンの接続部は,電源スイッチの近くなので,やや面倒な時もある。イヤフォンによっても,かなり違って聞こえるようだ

■内蔵の「モバイルオーディオプレイヤー」の不満点

 なかなかよくできた付属の「モバイルオーディオプレイヤー」だが,2ヶ月以上使っていて,いくつか不満な点もでてきた。まあ,こういった部分ってのは,嗜好の部分も大きいけれど。

・スリープにして再開しようとすると,前の履歴を忘れている

 また,最初から設定しないといけない。これはいくらなんでもめんどくさい。「モバイルオーディオプレイヤー」では,毎回,演奏する曲を選ばなければいけない。PCなどで利用する多くのMP3プレイヤーで可能な,リストをつくっておいてその順番に演奏するといったことはできない。また,演奏する順番を恣意的に変えたり,リピートして聴いたりといったこともできない。

 それに,ランダムに演奏したりといったこともできない。

 ユーザーインターフェイスの見栄えも,悪くはないけれど,ちょっとスクウェアな気がする。

 メリットとしては,「再生設定」の時に,「表示OFF」が可能なことで,バッテリをある程度長持ちさせることも可能になっている。ジョグダイヤルを使って,次の曲を聴いたり,前の曲を聴いたりすることができる。

■PalmPlayer

 先日の「窓の杜」のニュースで知ったのが「PalmPlayer」だ。これは,Conduits Technologies社の製品で,7月1日まで無償で利用できるベータ版が公開されている。表面を自由にレイアウトできるという「スキン」に対応している。大胆なレイアウトだが,レイアウトは他のモノに取り替えることもできる。ベータ版ではこれ1枚しか用意されてはいないが。7月には9.95ドルのシェアウェア版が公開予定。

[窓の杜] スキン対応のパームサイズPC用MP3プレイヤー「PalmPlayer」v1.0 BETA [99/6/8]
http://www.forest.impress.co.jp/article/1999/06/08/palmplayer.html

・Conduits Technologies Inc.
http://www.conduits.com/ce/

・Xaudio - Multiplatform MP3 Playback Libraries
http://www.xaudio.com/

 PalmPlayerでは,オーディオプレイヤーで不満に感じたほとんどすべての点が利用できる。PalmPlayerでは,まず,他の多くのMP3プレイヤー同様,最初にプレイリストを編集する必要がある(毎回1曲ずつ聴きたいというのであればまた別だが)。「playlist」をタップすると,画面のようなファイルリストを編集するための画面が表示される。ここで「+FILE」をタップすると画面のように「フォルダ:」を選択する。次に,聴きたい曲をタップして追加していく。なぜか,画面の下にはキーボードが表示されるがこれは仕様なのだろう。

 画面1では,曲を消去したり,他のLISTを読みこんだりすることもできる。右の方の三角形をクリックすることで,曲の順番を変更することもできる。また,右端のチェックボックスをクリックするとなぜか,PalmPlayerの演奏画面に戻る。

 PalmPlayerは,shuffleをタップすれば,ランダムに,また,repeatをタップすれば,リストを繰り返して演奏してくれる。1曲だけ連続して聴きたい場合は,playlistで1曲だけ選曲し,repeatをタップしてオンにしておけばいい。

 また,次の曲や前の曲を選ぶこともできるし,なによりも,一時停止することができる。スリープしても,次は前の続きを再生してくれる! できるとなるとあたりまえのような気がしてくるが,これも使い勝手がとてもよい。また,ジョグダイヤルで音の大きさを変更することができるが,これもとても便利だ。外で使っている場合には,電車の中や夜道を歩いている時など,音量を変えたい場合もよくあることだからだ。

 また,画面上で簡単に音量を変更することができる。さらに,やや大雑把だが,聴きたいところを聴くことができる。スタイラスでタップして動かせてやれば,曲の前や後に移動して聴くことができる。

 さらにWindowsアイコンをタップすると,メニューが表示され,各種の設定や最小化することができる。「Options...」をタップすると,「Quality」,StereoかMonoかなどを設定することができる。「Minimize」を選ぶと,最小化され,他の作業を行ったりすることができる。あまりCPUに負荷をかけない作業であれば,音割れなどもほとんどしない。画面下のステータス領域表示された音符マークのPalmPlayerのアイコンをタップすると,画面のようなメニューが表示され,ここで,元の画面に戻したり,演奏したり,一時停止させたり,その曲をやめてしまったり,前の曲や次の曲を聴くことができる。また,Exitを選択すれば,PalmPlayerが終了する。

 演奏のクオリティについていえば,中島みゆきの「流星」を試しにある程度音楽にくわしい人(カミサンだ(笑))に聴かせてみたら,PalmPlayerは,低音がしっかりしていてベースラインがしっかり聞こえるということだった。同じ曲・ファイルをモバイルオーディオプレイヤーの方で聴いてもらったら,歌は鮮明だがしゃきしゃきする。また,柔らかく響く。歌を聴く場合には,モバイルオーディオプレイヤーの方がいいかもしれない。ということだった。当人の好みはPalmPlayerの方だったようだが,聴く曲などで聴き比べて選んでみるのも一興だろう。私の好みもPalmPlayerの方だろうか。

 ただし,PalmPlayerには,E-500で利用する上で,致命的的な欠点がある。内蔵のモバイルオーディオプレイヤーとは異なり,ACアダプタを利用している場合にはまったく気づかなかったのだが,演奏中でもパワーマネージメントで設定した「電源オフ」の時間がくると,スリープしてしまうのだ。E-500では,1分から5分までしか電源オフ時間は選べないが(と思う。回避方法があったら教えていただきたい),最長5分で,スリープしてしまうのだ。これはつらいなんてもんじゃない。

 PalmPlayerの再生エンジンの元になっている,「Xaudio」でも試してみたところ,やはり電源オフ時間に従ってスリープしてしまった。

 
PalmPlayerでは,リストを作成することができるので,いつも聴く曲を選択したり,好みにあわせて選曲することができる PalmPlayerの基本的な画面(本来は,下のメニューは表示されない)。ベータ版では1種類しかない画面も,製品版では,複数から選択できるはずだ。画面上のバーをスタイラスでタップすると,演奏される曲の位置が変わったり,とても多機能。playlistを選択すると,左の画面になる。また,シャッフルしたりリピートも可能。また,残り秒数表示と,経過時間のどちらかを表示することができる。素晴らしい
 
起動すると,前回作成したリストを自動的に読み込んでくれる。メータータイプのアニメーションがちょっと愛嬌を感じさせる 上の画面でWindowsアイコンをタップして「minimize」を選択すると,図のように下に♪アイコンが表示された状態になる。音符アイコンをタップすると,図のようにメニューが表示される。音楽は鳴り続けている。元の画面全体に戻したり,演奏したり,ポーズ,停止,終了などさまざなコマンドを行うことができる
 
Windowsアイコンをタップした。「Options...」で右の画面が表示される。また,「Minimize」を選択すると右上の図のように縮小されて他のアプリケーションを実行できる 「Options...」ダイアログ。さまざまな選択を行うことができる。まだ,ベータ版のためか,一部の機能は使えないか,表示がうまくいっていないようだ
 
「playlist」をタップするとこのリストが表示される。ここで,ファイルに追加したり,順番を変えたり,リストから削除したりできる プレイは,巨大なアイコンをタップして行う。へこんだアニメーションが表示される

 
「PalmPlayer」を利用する場合は,「プログラム」「ユーティリティ」「コントラスト&明るさ」で明るさを暗くしておいた方がいいだろう フリーウェアの「Xaudio」の画面。基本的な機能は押さえたMP3プレイヤー。「PalmPlayer」の再生エンジンはこれを使っている

■自己責任の名において

 ただ,この問題はWindows CEではよくある問題のようで,Windows CE FanのFAQには,解決方法が載っていた。レジストリをいじって,電源オフにならないようにするというものだ。当然,バッテリ駆動時間は短くなるはずだが,5分ごとにスイッチをオンにするよりはよほどいい。

 もっとも,Windows CEマシンでは,つねにバッテリとバックアップ電池が必要で,電源をオフにしても,メモリの内容を保護するために常に電流を流しつづけている。そのため,バッテリとバックアップ電池の両方のバッテリが消耗していると,RAMディスクがパーになるばかりでなく,レジストリの内容も消えてしまうといった自体がなる場合がある。また,オーナー情報やさまざまな設定をやりなおさないといけない羽目になるかもしれない。一度バックアップをとってから行った方がよさそうだ。自己責任で行っていただきたい。

・Windows CE FAN サスペンドの無効化 (バッテリー使用時)
http://wince.ne.jp/review/frame.asp?/review/katsuo/5_suspend.htm

 ここでは,TascalSoft氏のGUIベースのフリーウェアのレジストリエディタ「TascalRegEdit P/PC」を利用させていただいた。また,紹介が遅くなったが,キャプチャの画面は,一部を除き,伊藤栄一郎氏のCaptCEを利用している。

・TascalRegEdit P/PC
http://www2r.biglobe.ne.jp/~tascal/download/ppc/regedit.htm

・伊藤栄一郎氏のWebサイト
http://www.oohito.com/

 まず,レジストリエディタでレジストリを開き,「HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Power」を表示する。次に,「BattPowerOff」の値を「0」に変更する。これで,変更は終了だ。

 元に戻すには,「コントロールパネル」の「パワーマネージメント」の「電源オフ」タブを開き,再度設定すればいい。

 PalmPlayerを使ってコンパクトフラッシュのMP3ファイルを再生してみた。さあて,バッテリはどのくらい持ってくれるものだろうか。ちょっと不安。と思ったら3分たったらすぐにスリープしてしまった。うーん,設定が間違っていたのか,あるいはE-500では違うのか,と思いリスタートしてみた。そうしたら,スリープすることなく使えるようになった。リスタートする必要があったようだ。

 バッテリ駆動時間は,2回試してみたが4時間3分と4時間10分持った。予想外にバッテリは持つようだ。嬉しい誤算だ。

 ただ,レジストリをいじる操作はそれなりに間違えると大変なことになる可能性があるし,また,バッテリと予備バッテリが切れた場合の被害も甚大なので,自己責任で行っていただきたい。

 
TascalRegEdit P/PCを使って「HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM
\CurrentControlSet\Control\Power」を表示したところ。ここで,数値を0にする
数値を0に変更した。適用するためにはリスタートする必要があるのかもしれない。あくまでも,自己責任でやろう

■MP3ファイルを作るにには?

 E-500には,Windows 95/98に対応した「MP3 JUKEBOX」が付属している。これで問題なくMP3ファイルの演奏をWindows 95/98上でだったら行うことができる。MP3ファイルも作成することができるが,15回までの回数制限がある。自分でCDをMP3ファイルにしようと思ったら,MP3ファイルへの変換ソフトを用意する必要がある。筆者は音質で定評のあるランドポートの「MP3イントロパック」を購入した。前作の「MP3 Studio Uneral」も音質では定評があったが,なにしろコンバートが遅いということでも定評があった。しかし,「MP3イントロパック」は,かなり高速化されている。音質もなかなかのようだ。

■MP3と著作権

 MP3は別に違法でもなんでもない。ただの規格だから当然のことだ。また,個人がCDをMP3ファイルにコンバートし,聴いたりすることも違法なことではない。さらに,自分が作成したMp3ファイルを親しい友人にあげることなども,日本の著作権法上はまったく違法な行為ではない(参考:Asahiパソコン,No.242,1999年5・1,P.102「何が違法で、何が合法? MP3で表面化した著作権問題を担当者に直撃」)。一度もあったことのない友人にはだめだとJASRACは主張しているが,個人的にはおかしなことだと思う。

 とはいっても,誤解を受けやすいし,無償であってもWebで公開したりしたら違法な行為でもある。各自が,それこそ自己責任で楽しんでいただきたい。

[参考] カシオ計算機 E-500/507紹介 [99/3/15]
http://www.mobilenews.ne.jp/news/1999/03/1502csio.html

・CASSIOPEIA [E-500/507]ホームページ
http://www.casio.co.jp/ppc/e500/

E-500はなかなか魅力的な製品だが,その中でも個人的に気に入っているMP3について紹介しました。ただ,日常的に持ち運ぶとなると,専用品に比べてちょっとでかいような気がしないでもありません。でも,もっとも長時間聴くことができるMP3プレイヤーで有り続けることは確かでしょう。

[99/6/15] 石橋 文健さんより,「窓の杜」のスペルミスをご指摘いただきました。石橋さん,ありがとうございます。


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