[コラム]
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恵庭有の電池四方山話 [99/12/27] 携帯機器を舞台裏から支える電池の世界 第4回 幻? の中国製単3形電池(その1) 恵庭 有(ktr@kk.iij4u.or.jp) このコラムでは,携帯機器を支えるキーデバイスでありながら一般的にあまり知られていない電池の話題を隔週連載で取り上げていきます。専門書のように順序立てて解説するのではなく,興味の赴くままに幅広く,しかし気になったテーマは深く掘り下げていくつもりです。筆者は電池メーカーや大学に籍を置く電池の専門家ではなく,電池のマニアです。力の及ぶ限り調べてはいますが,もし解説に誤りがありましたら,ぜひ筆者(ktr@kk.iij4u.or.jp)にメールしてください。電池メーカーや機器メーカーのエンジニアで立場上名前を出すことがはばかられる場合は,匿名でのご指摘も歓迎します。 ■まずはお詫びと感謝 最初に,この連載を楽しみにしていた読者の方々にお詫びします。隔週連載のはずが,先月は1回しか連載を進められませんでした。今月も終わり近くになってようやく1回です。次回からはなるべく間を置かないようにしたいと思いますm(_ _)m 次に感謝,それも特大級の感謝です。筆者は15日に,ちょっと早いクリスマスプレゼントを受け取りました。サンタクロースは中国にお住まいのPolyloftさんです。筆者が珍しい単3形電池を収集しているのを耳にして,わざわざ小包で送ってくださいました。中国で購入された電池が48本,香港で購入された電池が38本,合計なんと86本! 電池をプレゼントしてくださることはあらかじめメールで連絡をいただいたので知っていましたが,まさかこれほどの本数とは夢にも思わず,あっけにとられました。小さな段ボール箱にぎっしり詰まった電池を取り出すと,以前から持っていた韓国製の1種類を除いて,すべて初めて実物を見るものばかり。電池を取り出すごとに歓声を上げる筆者を家族が気味悪げに見ていました(笑)。 これほどの本数となると,とても1回では紹介しきれません。そこで,まず購入場所(中国と香港)と種類で分け,次にパッケージの紹介と実地テストと構造分析でさらに分けます。連載12回分はあるでしょう。用語の解説も少しずつ進めなければいけませんし,連載を月3回にできないか山田さんにかけあわないといけません(^_^;)。 今回は,中国(広東省)で購入された単3形電池のパッケージを紹介しましょう。ほとんどの読者の方にとって,初めて目にする電池ばかりだと思います。Polyloftさん,本当にありがとうございました。 なお,パッケージの中国語を表現するのに,JIS第2水準までの漢字では足りないことがありますので,うまく漢字が出せない場合は,次のように表現することにします。 1)[]でくくった字は左から右に並べて1字とする(例:[木莫]=模)。 ■マンガン乾電池(R6C) まず,単3形マンガン乾電池の"high capacity"(高容量)タイプ,IEC/JIS規格でいうR6Cからいきましょう。IEC/JIS規格について忘れてしまった方は,前回の連載(『Mobile News』1999.11.22 No.222の「第3回 ややこしい電池用語の基礎知識(その2)」)で復習してください。 "high capacity"タイプというといかにもたっぷりエネルギーが詰まっているように聞こえますが,実際はマンガン乾電池のグレードの中では下から2番目です。このタイプのマンガン乾電池は日本ではもう生産されていません。立派な名前が付いていても実は普及品だったというのは自動車のグレードと同じですね(笑)。 世界に冠たる電池王国である日本で生産されているのは,もう1つ上のグレードの"high power"(高出力)タイプ,R6P(いわゆる赤ラベルの高性能品)と,さらに上の日本独自のR6PU(いわゆる黒ラベルの超高性能品)です。 ★「555」ブランドの「NATIONAL QUALITY FINE BATTERY」 関西在住の方なら,「551」ブランドの肉まんとシューマイを連想されるかもしれませんが,「555」ブランドは,200以上の電池メーカーがひしめいているといわれる中国でも最も有名なブランド(のよう)です。中国に出かけたことのない筆者でさえ,ブランドだけは知っていたぐらいですから(日本で知っているのは電池マニアぐらいかもしれませんが)。 GUANGZHOU BATTERY FACTORY(英語,中国語)
「555」ブランドのNATIONAL QUALITY FINE BATTERYは,4本組のシュリンクパッケージに入っていました。一見して驚くのが,もしかして手作りなんじゃないかとも思える簡素な外装です。日本で普通に見かけるマンガン乾電池は,負極集電体を兼ねる亜鉛製の負極缶の底に金属製の底板(負極端子)を付け,シール(絶縁)リングを被せた上から熱収縮性塩化ビニル(PVC)チューブで包み,その外側をさらに金属外装(メタルジャケット)で覆っています。この構造は日本では1963年に開発されたものですが,NATIONAL QUALITY FINE BATTERYはなんとその2世代前の日本では1950年頃のマンガン乾電池の構造に相当します。実に珍しいモノを拝めました。 具体的には,NATIONAL QUALITY FINE BATTERYの外装は,亜鉛製の負極缶に紙製(おそらく防水クラフトペーパー)のラベルを巻き,その上からPVCチューブで巻いただけです。負極端子は剥き出しの亜鉛缶の底がそのまま使われています。しかも,ペーパーラベルは重なった部分が微妙に上下にずれているものもあります。 ラベルの印刷も,白地に青と赤の2色を使っただけの,タイムスリップしたかと思うような古めかしいものです。輸出用なのか,表示はすべて英語でした。上からブランド「555」,製品名「NATIONAL QUALITY FINE BATTERY」(直訳すると国民高品質電池?),製造元「GUANGZHOU BATTERY FACTORY」(广州電池厂:直訳すると広州電池工場),生産国「P.R.CHINA」(中華人民共和国)を並べ,その裏側に「R6C SIZE AA 1.5V NO.104」(IEC形式,米国式通称,電圧,品番?)が入っているだけのシンプルさで,使用推奨期限さえ入っていません。この構造だと,うっかり長期間放置すると漏液してしまうおそれがあります。 手に持ってみると,また驚きます。異様なほど軽いのです。外装がシンプルなせいもあるでしょうが,4本でたったの52gしかありません。元々マンガン乾電池はアルカリ乾電池より軽めですが,手元にあった東芝電池KING POWER Black R6PU(UB)は4本で72gありました。よく軽いといわれる富士写真フイルムのリチウム乾電池FR6でも4本で58gです。後の実地テストで,他のマンガン乾電池と比較して重さの差が持続時間の差に結びつくかどうか,楽しみです。 ★「RAYOVAC」ブランドの「AS AMARELINHAS」 お次は,米国第3位の乾電池メーカーであるレイオバック(Rayovac Corp.)ブランドの単3形マンガン乾電池です。 Rayovac Corp.(英語)
レイオバックは日本ではあまりなじみがありませんが,米国ではデュラセル(Duracell),エバレディ(Eveready)に次ぐ有名乾電池ブランドです。しかし,筆者が今回入手した「RAYOVAC」ブランドの中国製AS AMARELINHAS 4本組シュリンクパッケージの表示は,英語でも中国語でもありません。最初は何語か分かりませんでしたが,検索エンジンで調べるとなんとポルトガル語と判明しました。 レイオバックのサイトを探しても,中国やポルトガルの拠点は載っていません。その上レイオバックのサイトにある製品リストを見ると,すでにマンガン乾電池はラインナップから消えています。ひょっとしたら海賊版か?と思いましたが,検索エンジンでしつこく調べた結果,電池に小さな文字で記載されている「Microlite」という名前の会社が,ポルトガル語を母国語とするブラジルで,レイオバックブランドの乾電池を販売していることが分かりました。 検索で引っかかったURLはすでにデッドリンクになっていたので,MicorliteのURLや詳細は不明ですが,Microliteはおそらくレイオバックのライセンスを受けて,製造コストの安い中国でマンガン乾電池を生産し,ブラジルに輸入しているのでしょう。その製品の一部が,中国国内に出回ったようです。日本では珍品中の珍品といえるでしょう。 電池のラベルを見ると,ブランド名の「RAYOVAC」の下に「AS AMARELINHAS」と表記してあります。インターネットのポルトガル語翻訳でもこの言葉の意味は不明でしたが,先ほどの検索結果のサマリーによると,どうやらレイオバックでは「塩化亜鉛型」を意味するようです。マンガン乾電池には塩化アンモニウムを主成分とする電解液の「塩化アンモニウム型」と塩化亜鉛を主成分とする電解液の「塩化亜鉛型」の2種類があり,後者のほうが高性能です。ちなみに,日本で生産されているマンガン乾電池はすべて塩化亜鉛型ですが,世界的にはまだ塩化アンモニウム型のほうが多いようです。 外装は,前述の「555」とは違って現代的なメタルジャケットで,日本製のマンガン乾電池と比べても遜色ありません。 ラベルの表示は他に,「ABNT/IEC・8C・High Capacity・R6・Microlite」(Associacao
Brasileira de Normas Tecnicas:ブラジル技術協会形式,IEC形式,ブラジルでの販売会社名),「Ligue
gratis 0800-120101・Made in China」(フリーダイヤル番号,中国製) 入手した時点で,すでに使用推奨期限を過ぎていたということは,製造されてからかなり長い間在庫になっていたようです。なお,日本では,単3型マンガン乾電池の使用推奨期限は製造後2年間ですが,外国でも同じとは限りません。 価格は\4.00(\=人民幣)でした。これが中国広東省でどの程度の貨幣価値を持つのかはよく分かりません。ご存じの方がいらしたら教えてください。 ■マンガン乾電池(R6P) 今度は,単3形マンガン乾電池の"high power"(高出力)タイプ,R6Pです。日本では高性能品(赤)として売られる普及品に相当します。 ★「555」ブランドの「高功率[缶辛][缶孟]干電池」 最初に紹介したのと同じ「555」ブランドですが,こちらは現代的なメタルジャケットで,ロゴデザインも変わっています。
4本組のシュリンクパッケージに入った本体は,やや地味な黒と緑の配色です。中国国内向けらしく,表示はほとんどが中国語です。ブランド「555」,「高功率[缶辛][缶孟]干電池」(高出力マンガン?乾電池),「0%{工水}」(水銀0使用),「注意:勿将電池正負極反接、充電、加熱或投于火中、以免{八友}漏液或爆炸.」(注意:電池の正極負極を逆接続したり,充電,加熱あるいは火中投入すると,漏液あるいは破裂のおそれがあります。),「广州電池厂出品」(広州電池工場製品),「R6P SIZE AA 1.5V NO.1745C3」(IEC形式,米国式通称,電圧,品番?)という表示が並んでいます。 価格は\5.00で,RAYOVAC AS AMARELINHASよりグレードが上なだけあってやや高くなっています。使用推奨期限と思われる表示は電池の本体にはなく,シュリンクパッケージに「09-2000」(2000年9月)とインクジェットプリンタで印字されています。555 NATIONAL QUALITY FINE BATTERYと比べると面白さでは劣りますが,この程度の乾電池が中国で普通なのかもしれません。 ★「豹」ブランドの「baowang battery豹王電池」 豹王電池は,これまでに紹介した電池と違って,立派そうなぶら下げ式の4本組パッケージでした。電池の外装はやはりメタルジャケットです。パッケージだけでなく,電池1本1本に吼える豹の頭のフルカラー写真が印刷されているのが目を引きます。パッケージや電池ラベルだけを見るとアルカリ乾電池と勘違いしそうです。 Baowang Battery Co.,Ltd.(英語,中国語)
パッケージの表側は,左上隅に小さく「MERCURY FREE」(水銀0使用)と表示してあり,その下に「建設毎{廾ア}零售价 \1.50」というラベルが貼ってあります。収益の一部を何かの建設に寄付するという意味でしょうか? 右上隅には黒豹と太陽?をモチーフにした商標があり,その下に製品名が英語と中国語で「baowang battery豹王電池」と入っています。さらに「大電流電池」とキャッチフレーズが付いていますが,これはお決まりの宣伝文句です(笑)。 パッケージ右端には小さな文字で「ISO9002国際質量体系保証 中国平安保険公司承保|産生|」とあります。ISO9002の認証を取っていて,中国の保険会社の保険付きということでしょうか? パッケージ左端には小さな字で「SUPER HEAVY DUTY R6P/4B SIZE AA 1.5V」(超重負荷用,IEC形式,4本組,米国式通称,電圧)とあります。SUPERとかEXTRAとかいう言葉はインフレ気味のようです。左下隅には少し大きな字で「SIZE AA」,下隅には製造元「{宀丁}波豹王電池有限公司」があります。 パッケージを裏返すと,「baowang battery」,「豹王電池」,「高能」(高性能),「MERCURY FREE」「SUPER HEAVY DUTY BATTERY」「R6P/4B UM3 SIZE AA」(IEC形式,4本組,JIS旧称?,米国式通称)が上のほうに,その下に「更適合下列物品使用:收|録金|机 照相机 耳筒机 剃須刀 [人{キマ}]呼机 玩具」(下記の器具での使用に適しています:ラジカセ ストロボ ヘッドホンステレオ 電気剃刀 ラジオ 玩具)と器具の絵が並んでいます。ラジオや玩具はともかく,その他の器具でのマンガン乾電池の使用はやや不安が残ります。 真ん中から下には,中国語の注意「注意事項:*充電、安放[{|失大|モ}昔][言|{口天}|]或投于火中,均易引起電池爆炸或漏液。切勿把電池拆|并ソ|,以保安全。*切勿与其他{米大}型電池混合使用。*新電池和旧電池避免混合使用。」(注意事項:*充電,逆接続,火中投入すると,電池が破裂あるいは漏液するおそれがあります。安全のために,電池を分解?しないでください。*他の種類の電池との混合使用はしないでください。*新しい電池と古い電池の混合使用は避けてください。)と英語の注意「WARNING:* May explode or leak if inserted incorrectly, dispose of in fire. or recharged. * Do not use another type battery together. * Avoid using old and new batteries together.」が順に並んでいます。 一番下には,製造元が中国語「{宀丁}波豹王電池有限公司」と英語「NINGBO BAOWANG BATTERY CO.,LTD.」で併記されています。 電池本体の表示は,「豹王電池」,「MERCURY FREE」,「SUPER HEAVY DUTY」,「R6P UM3 SIZE AA 1.5V」,「NINGBO BAOWANG BATTERY CO.,LTD.」,「baowang」,「MERCURY FREE」,「SUPER HEAVY DUTY」,「R6P UM3 SIZE AA 1.5V」,「{宀丁}波豹王電池有限公司」です。そのほかに,黒豹のマークと前述の豹の頭のカラー写真(直径8mm)も印刷されています。 豪華な外装にふさわしく,価格も\6.00と高めです。使用推奨期限と思われる刻印「02-2001」(2001年2月)は,電池の負極端子にありました。 ★「TEAP」ブランドの「天普高功率電池」 天普高功率電池もぶら下げ式の4本組パッケージですが,見た目の高級感では豹王電池より劣ります。電池の外装はやはりメタルジャケットです。黒,赤,緑,金色を使った派手なデザインですが,どちらかというとチグハグな感じがします。
パッケージの表側は左上隅に「天普」(TEAPの中国語読み?),右上隅に「高功率電池」(高出力?電池)の表示があり,その下に世界地図をバックにTPを重ねたマークとブランド「TEAP」が大きな字で印刷されています。その下にある「EXTRA HEAVY DUTY」は,SUPER HEAVY DUTYよりもっと上,ということでしょうか?(笑)。どういうわけか,簡体字が公的なはずの中国で繁体字が使われています。 パッケージの裏面は,左上隅に「環保電池」(環境保護電池),右上隅に「AA BGR6P 1.5V」(米国式通称,IEC形式のアレンジ?,電圧)とあります。中国でも環境保護は重要な問題なのでしょう。 その下に,英語の製品名「HIGH ENERGY TEAP BATTERY」,中国語の製品名「天普高功率電池」,英語の注意書き「Caution: May explode or leak, and cause burn injury, if recharged, disposed of in fire.」,中国語の注意書き「注意:1.電池不可充電。2.電池存放于陰涼干燥地方。3.勿將用過的電池置于火中。」(注意:1.充電してはいけません。2.乾燥した冷暗所に保存してください。3.使用済みの電池を火中に捨ててはいけません。),英語の製造元「GUANGZHOU XINHUA BATTERY FACTORY」,中国語の製造元「廣州新華電池廠」(広州新華電池工場),「地址:花都市新華鎮東鏡工業區」(住所),「電話:86821298」が続きます。これらもみな繁体字です。 電池本体の表示は,「TEAP」,「GR6P 1.5V SIZE "AA" SUM-3」,「EXTRA HEAVY DUTY」「0% MERCURY & CADMIUM」(水銀・カドミウム0使用),「CAUTION: DO NOT RECHARGE OR DISPOSE OF IN FIRE」(警告:充電・火中投入禁止),製造元「广州新[化十]電池厂出品」,製品名「天普電池」です。こちらは漢字が簡体字になっています。 価格は見た目の割には高い\10.00です。使用推奨期限と思われる刻印「DEC00」(2000年12月)は、負極端子に刻印されています。 ★「TEAP」ブランドの「天普高能[王不]保電池」 同じく「TEAP」ブランドの天普高能[王不]保電池は、4本組の簡易なシュリンクパッケージですが,金色を主調にしているせいか,天普高功率電池よりむしろ高級に見えます。デザイン以外は,天普高功率電池と外見上の違いはありません。
電池本体の表示は,世界地図をバックにTPのマーク,「TEAP」,「EXTRA HEAVY DUTY」(超重負荷用),「GR6P SIZE AA SUM-3 1.5V」(IEC形式のアレンジ?,米国式通称,JIS旧称,電圧),「0% MERCURY & CADMIUM」(水銀・カドミウム0使用),ブランド「天普」,製品名「高能[王不]保電池」(高性能??電池),「注意:不要充電或将電池置于火中」(注意:充電したり火中に置いたりしない),製造元「广州新[化十]電池厂出品」(広州新華電池工場製品)です。 価格は不明で,使用推奨期限と思われる刻印「JAN00」(2000年1月)がやはり負極端子に刻印されています。 ★「東菱TO-LING」ブランドの「高能量電池」 「東菱」というと,一瞬東芝と三菱の合弁かと想像してしまいます。4本組のぶら下げ式パッケージですが,シュリンクパッケージに小さな台紙を付けただけです。電池本体はメタルジャケットに赤と銀を使ったデザインで,日本の家電店に並んでいても違和感はないでしょう。
パッケージ表側の表示は,左上隅に小さく「東菱」,真ん中に「TO-LING」,その左下に松の木マークと「AA」(米国式通称),右下にキャッチフレーズ「高能量電池」(高容量電池?),下に「消費者信得[え寸]|産生|品」(消費者の信頼を獲得した製品?)と続きます。 パッケージ裏側は上から順に,中国語ブランド「東菱」,英語ブランド「TO-LING」,中国語の製造元「广州新[十ノカヽ]成有限公司出品」(広州新[十ノカヽ]成株式会社製品),英語の製造元「GUANG ZHUO XIN XIE CHENG CO.,LTD.」,中国語の説明「説明:・按照器材使用方法装置電池。・更換新電池[日寸],{广ツ一}一次性更換全部電池。・切勿将電池拆|并ソ|,加熱或投入火中。・切勿充電。」(説明:電池の装着方法は使用する機器の説明を参照してください?・新しい電池に交換するときは,一度に全部の電池を交換してください。・電池を分解?,加熱,火中投入をしないでください・充電しないでください。)と続きます。 目を引くのは下のほうに小さな字で「Do not lecharge of dispose of in fire!」,「Az elemek nem tolthetok, ne dobja tuzbe!」,「Baterii nie ladovao nie wizucao do ogina!」,「Baterie nedobijet a nevhazovat do ohne!」,「Batene nenabijai a nebadzat do ohna!」,「Baterille nu sunt incarcabile,nu le aruncati in foc!」(充電,火中投入禁止!)と6カ国語で注意書きが入っているところです。英語の「recharge→lecharge」と「or→of」の誤字が微笑ましいです。 電池本体の表示は,大きな字の「TO-LING」の上に「東菱」を重ね,「R6P SIZE AA 1.5V」(IEC形式,米国式通称,電圧),「0% MERCURY」(水銀0使用),「MADE IN CHINA」(中国製),「R6P SIZE AA 1.5V」,「0% MERCURY」,英語の警告「WARNING MAY EXPLODE OR LEAK IF RECHARGED OR IMPROPERLY INSTALLED. DO NOT USE USED BATTERY WITH NEW ONE.」(充電・逆装填すると破裂・漏液のおそれがあります。古い電池を新しい電池と混ぜて使わないでください)と続きます。 価格は不明で,使用推奨年月の刻印「12-01」(2001年12月)は負極端子にありました。月を英語の略語で表示するか数字で表示するかはメーカーによってまちまちなようです。 では,次回(第5回)は,引き続き中国製のアルカリ乾電池と蓄電池の話をします。電池好きの方はお楽しみに。 ・著者略歴:恵庭 有 -Tamotsu Eniwa or KTR- フリーモバイルライター
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