[コラム]
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週刊連載 Mobile Little Things [2000/10/13] 彩音五郎(kouha@chaos.to) 今回はCLIEで利用できるコンテンツについてである。 ■ コンテンツの入手方法 CLIEでコンテンツを入手するには大まかに分けると,以下の3種類の方法がある。 1.従来からあるPalm向けのコンテンツ 従来からあるコンテンツと言うのは,青空文庫であったり,各種のサイトにあるDOC形式のデータであったりする。 ■ パソコンと連携してダウンロードするコンテンツ 今回パソコン用のアプリケーションとして,PictureGearと,Palmscape Cruiserが添付されている。PictureGearは単純に画像を管理したりCLIEで利用できる解像度や形式に直すものである。 Palmscape Cruiserは,インターネットのサイトのデータをパソコンで取り込み,Palmscapeで閲覧できる形式に変換し,ホットシンクでCLIEに送ることのできるソフトウェアである。 従来も同様のことは可能だったわけだが,専用にきっちりとソフトをつけて,利用しやすくしているところは評価できる点である。 レイアウトが崩れたり,うまく取り込めないサイトなどもあるものの,ニュース系サイトなどは取り込みに問題が出ることは少ないので,日常的に使用するツールとして,便利に使えることであろう。 ■ CLIE Plaza!のコンテンツ 今回私が一番期待している部分はここである。今までのPalmのコンテンツは,ユーザーが用意したものであったり,どのPDAでも共通に利用できるものであったりすることが多かった。そのために,コンテンツの閲覧のためにPalmを選択するということは,あまり選択肢として良くないものであった。 しかし,一般向けのコンテンツの世界では非常に熟練した手腕とコンテンツ量をもつSonyが,この部分に参加してきたということは,充実したコンテンツがPalmの世界で使用可能になる可能性が高くなるわけである。 以下に,現状のコンテンツについて解説する。 ・Comic Time Cafe Comic Timeビューアをインストールすることにより,Comic Time Cafeで公開されているComicを閲覧することができる。このComic TimeビューアはCLIE用だけでなく,他のPalmでも使用できるようになっているため,Palmの共通のコンテンツということであつかうこともできる。 現在は作者は4人,作品は5種類といった形で公開されている。そのなかの1つは毎日更新という形になっている。 作品の雰囲気としては,パソコン雑誌などでページの右上や左上の端に掲載されている説明用のマンガのような感じである。一般のマンガ雑誌などとは違った雰囲気であるが,パソコンユーザーであれば親しみやすいであろう(私としても,個人的にフアンである藤臣柊子(ふじおみしゅうこ)さんが作品を提供しているので,もっと頻繁な更新を願っている)。 毎日更新のものもあるのだが,まだまだ絶対量が少ない状態である。ただ,開始当初は作者2名,作品2種類といった状態だったのが,一ヶ月強でここまでの状態になったのだから将来的には期待できるであろう。 また,このComicに限らず,CLIE Plaza!の作品群は作者も募集している。我こそはと思う人は応募して,コンテンツの提供側に回るというのも良いかもしれない。 ・gMedia Salon こちらはCLIEで見ることのできる,動画データを提供している。映画の予告編ムービーや,CLIE関係のイベントや紹介のムービーなどを提供している。秘蔵プレミアム映像なども将来的には紹介していく予定のようだ(現状は秘蔵プレミアム映像というほどの映像は提供されていない)。 チャーリーズ・エンジェルやインビジブルなどの映画の予告編がモノクロとはいえ見ることができるのはなかなか楽しいものである。また,手のひらでなんでもやろー運動のムービーや『CLIE<クリエ>発売記念ミニイベント』のムービーなども提供されている。 ファイルサイズは『CLIE<クリエ>発売記念ミニイベント』の211KBからパトリオットの1,528KBまでさまざまであるが,どれもCLIEの8MBというメモリサイズから考えると,なかなか負担となるサイズである。 現在提供されているのは7つほどのムービーであり,まだまだ少ない情報である。映画の情報のほうも,ここでなければ見ることができないというほどではないので,1MB以上のあるデータをダウンロードする価値があるかどうかというのは疑問である。そのため,コンテンツとしての魅力は今のところ少ないといわざるを得ない。 しかし,このようにパソコンユーザーでない全くの一般のユーザーでも興味を持って見ることのできるデータを提供しているという部分は非常に評価している。もっともっと多くの動画を提供し,ここでなければ見れないという情報を公開していけば,大化けする可能性も十分に秘めている。そして,コンテンツの大手の提供元であるSonyならば,このようなコンテンツを提供することは十分可能なのである。 こちらも今後に期待といった所である。 ただ,リストにある画像は綺麗なカラーであるのに,実際に提供しているコンテンツはモノクロというのはなんだか良くないような気がしないでもない。まあ,現状のCLIEの性能ではカラーの動画は重荷であるだろうから,仕方ないことではあるのだが。 ・Magazine Stand Pubzine CLIEなどのPalm系のマシンで見やすい行幅のメールマガジンを発行している所である。カテゴリーは多く設定されているが,内容がまだ入っていないところや,1つしか入っていないところもあったりして,充実しているとはいいがたいが,こちらも今後に期待のできるサービスであろう。 ・Contents Square 15ほどのチャンネルが提供されている。それぞれのチャンネルはPalmscapeで閲覧することのできるホームページのデータのようなものである。 週刊のもの,月刊のもの,一度しか更新されていないものなど多くのチャンネルが提供されている。それぞれのチャンネルは一回の情報量はそれほど多くないものの,なかなか見ごたえがある。Palmのサイズで見やすいように調節されているのも好感がもてるところである。 ■ コンテンツのまとめ CLIEで利用できるコンテンツはまだまだ少ない状態であり,これが目当てで購入するというレベルには到達していない。無料でコンテンツを提供している割にはがんばっているという部分はあるのだが,有料の部分があってもよいので,もっと多くの価値ある情報を提供してほしいと思う。Sonyであれば,こういった小額の金額の回収方法も何か視野に入れているのではないかと思う。 コンテンツの方向としては,パソコンユーザーだけでなく一般の人間でも魅力的に見えるような形であるので,非常に価値のあるものだと思う。この調子で映画や音楽関連のSonyならではの情報量が増え,一般の人でも進んで見てみたいというレベルになれば,大化けする可能性も十分にあるだろう。 Windows CEではすでにカラーの動画を見ることができるし,Zaurusでもそのような機能が搭載される方向である。そういったことを考えると動画関係では技術的には大きな遅れをとっている。しかし,コンテンツの潜在的な所も量という部分ではSonyが圧倒的であるので,十分にひっくりかえす可能性はある。 現状ではコンテンツは少ないが,その潜在力に期待して今後も注目して行きたい。 ■ 関連するリンク ・青空文庫 ・青空文庫パーム本の部屋 ・CLIE Plaza!
HP100LXに始まり,HP200LX,ザウルス,Palm,MobileGear,Psion,Windows CEを渡り歩き,現在は Psion S5mx をメインで使用している。 PDAの他にもデジカメ,携帯電話,ミニノートPCなど小さな物に目がない。つねに多数の携帯電脳を持ち歩く,肉体派Mobiler。現在カバンに入れているアイテムは以下のとおり。 Psion S5mx / Zaurus ICRUISE / MobileGear II R730 / Digital IXY Hyper Hyde / MicroDrive / NM502i / KX-PH933Sこれらの紹介についてはいずれ。 kouha@chaos.to 今までに使用したマシンの遍歴についてはこちら。
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